想像で絵を描くのは無理!

小学生ですと、夏休みの宿題の1つとして、

コンクール作品を作るというのがありますが、

教室に通ってるお子さんたちが絵を習ってるからといって、

何も見ないでかけると思うのは大間違いです。

コンクール提出用とあらば、

資料を見て、何を描くか考え、募集の内容と合ってるか確かめ、

今できる画力で仕上げるわけです。

 

絵画教室ができることは、

募集の内容と合ってるか確かめ、画力を最大限に引き出し、

完成まで持っていくことです。

 

資料を集めたり、資料となることを体験させたりすることは親御さんの役目です。

いい資料があればあるほど、選択肢もでき、

いい絵が仕上がります。

 

以前、魚をあまり見たことない生徒さんがいて、

シャケの切り身に目を描いてました。

大人だって、見たことないものは書けないですよね?

彼の想像での魚は、いつも食べてる、シャケの切り身だったわけです。

しかし、

お母様に「この夏水族館へ一緒に行って、魚の姿を確認して来てください。」とお願いしたら、

「どうしてそこまでしなきゃなんないんですかっ!!!」って

逆ギレされ、責められ、即やめてしまいました。

 

今年も、またコンクール作品を書く時期になり、

そのことを思い出しました。

親御さんには資料集めに奔走してもらう形になりますので、

もし上記のお母様のように思われるのでしたら、

違う課題にしますので、事前にお知らせ下さい。