ミラクルエッシャー展

上野の森美術館は、「怖い絵」展以来。

エッシャー展は学生の時以来で、出展目録を購入して覚えるぐらい何度も見てるので、

行くつもりはなかったんですが、たまたま券をいただき、

新たな発見があるかもと出向きました。

 

大変混んでいるという情報もあり、比較的空いている時間を狙って行ったので、

すんなり入れたんですが、

1時間待ちの「怖い絵」展の時には気がつかなかった発見が・・・。

館内にロッカーがない。

エントランスにトイレがない!

この図。まるでプールの入り口!

美術館ってことで、ちょっとおしゃれしていった日にゃこのロッカーは厳しい。

しかも、観る前に御髪を直して・・・なんてできない!

「トイレはお店の後方にあって、鑑賞後用なんです。半券ありますか?じゃ、ご案内しますから」

ご案内されて用を足す。

空いてるからならではのご案内。

基本、美術館に行った時は、

時間や電話に縛られず、絵だけを楽しむ上質な時を過ごしたいから、手ぶらでありたいし、

身だしなみを整えて、絵に向かいたいという私。

「怖い絵」展も半端ない混み方で、中で学芸員、いや。整理係が、

「次の方のために絵の前で立ち止まらないで、一歩ずつ前進してご鑑賞ください。」と

メガホンで

怒鳴ってるという、恐ろしい体験をしたので、ブログにも書けなかったんだけど。

 

この美術館にはことごとくがっかりさせられてます。

 

今回のエッシャー展での発見は、木版の原版の展示でした。

誰も気がついてない部分にエッシャーのサインを発見しました。

版の中央に。作品には当然写ってない部分で。

木版はする工程が作品とは逆だから、頭使って何度も何度もも見比べて

楽しかったです。

 

出口で

ロッカーで100円が戻ってきて。

プールな所作だった。

券売所にエッシャーの自画像追体験ってことで、ボールが吊り下げられてて、

各々写メしてたけど、

誰かに背後から撮ってもらわないとエッシャーの自画像状態にはならないのが

最後の発見として面白かったです。