ゴッホとゴーギャン展

ゴッホ 《ゴーギャンの椅子》
2016年10月8日(土)~12月18日(日)東京都美術館にて開催。
12/6に、30万人突破というだけに、私が観に行った11/29は火曜日の午前中にもかかわらず、入場まで長蛇の列で15分待ちでした。
 
作品を見ながらふと、展示してある壁の色に気がつきました。
ゴッホといえば龍角散・・・いや、「ひまわり」で、
ゴーギャンといえば、「タヒチの女」がすぐ連想されるためか、
メインカラーがひまわり色とレンガ色でした。
そうか!ゴッホの絵の壁はひまわり色で、遠くから見てもゴッホとわかるようにディスプレイしてるんだ!よく気がついた私!と一人悦に入ってました。
でも、それって保護色になって、絵が引き立たないんじゃないの?
ビミョーな色合わせで、おかしな色になるのでは?変なセンスしてるなあ!と絵よりも壁色に一人問答してましたが、
最後はどーでもいい感じでゴッホもレンガ色の壁だったので、
私の考えすぎかと苦笑しました。

ゴーギャン《肘掛け椅子のひまわり》ゴッホとゴーギャンの初期から晩年にわたる油彩画約50点を含む約60点を展示ということでしたが、ゴッホの方が多かったです。日本人はゴッホの方が好きだからかな?中学2年生の「読書感想文」課題が「ゴッホ」だったのを思い出しました。  1888年、彼らの南仏アルルでの約2カ月の共同生活、制作や議論を重ねながら刺激を与え合ったあたりを中心に、対比しながらの作品展示が面白かったです。ゴッホは画家たちのコミュニティを作りたかったそうですが、あまりにも深く、個人的になると、ぶつかり合うだろうとの予測は容易いですよね。案の定、たった2か月しかもたなかった。画風も全く違うのに、どこに共通点を見出したのか、違うから認め合ったのか、その答えは絵からは見出せなかったです。ゴッホが男色家なんじゃないかなってことぐらいで・・・。 

 

出口付近にゴッホとゴーギャンの籐椅子があって、座って撮影していいみたいだけど、誰も座ってなかったw